佐渡テンペスト ジョン・ウィリアムズ監督 スペシャルインタビュー

この作品を撮るきっかけは、どんなことからだったのでしょうか?
2008年に行なわれた「JFC全国ロケ地フェア」でフィルム・コミッション佐渡の祝(ほおり)さんと出会ったのが大きなきっかけですね。原生林や風景、お祭りなど、数多くの佐渡の写真を見て、「こんなところがあるんだ!」と強く引かれました。祝さんが「佐渡を案内しますよ」と言ってくれて、数日間行ったんですよ。現地でいろいろな事を知っていくと興味深い風景、歴史、文化があることが分かったんです。また、順徳天皇のエピソードを聞いて、ちょうどその時、私は46歳で、順徳天皇が島流しになった同い年でもあり、どこかシンパシーを感じました。それで「何かできないか」と、考え始めました。最初から物語のイメージがあったのではなくて、リサーチを重ねて全体の物語を描いていったんですよ。
佐渡のロケーションで感じたことはありましたか?
大野亀、尖閣湾、廃墟、伝統的な施設、たくさん見させていただきました。いろいろ見学していくと、佐渡はまるでセットが必要ではない“自然のスタジオ”のような場所であると感じましたね。なかでも、写真で見ていた原生林、清水寺がポイントでした。その場にいるだけでインスピレーションがわいてくるんです。私の出身地はイギリスのマン島というところなんですが、似たような要素がいろいろとありますね。また、映画を撮るという環境も近いものがあり、佐渡も海外にあるフィルム・コミッションのような体制や仕組みができないか、今も考えています。
映画ではROCKが印象深く描かれていますね。
ロケハン中に鬼太鼓の演奏を聞いた時、踊りたくなったんですね(笑)。順徳天皇のエピソードを中心に描くと詩吟になるのですが、若い人たちにもこの映画を見て佐渡を好きになってもらいたいと考えていました。「どうしよう…何かプランはないか!?」と思っていた時に頭に浮かんだのがROCKだったんです。若い人たちにはROCKだと!ジルバの逸見さんは主役のイメージにぴったりでした。ステージに立つとまるで鬼太鼓の“鬼”のようになるんですよ(笑)
2012年のアースセレブレーションでは上映会が行われました。観客の反応はいかがでしたか?
今まで見ていただいた方たちから「キレイな映像」「こんな佐渡があるんだ」とコメントをいただいてます。これからご覧いただく方たちには、ぜひ!知られざる佐渡の魅力をこの映画で感じて欲しいですね。佐渡の風景、スピリットがたくさん詰まっていますから。
何回も佐渡に行っているジョン監督!改めて、佐渡の魅力を教えてください!
夏の佐渡もいいですね!泳ぐことが大好きで、大野亀などいろいろ行きました。どの海もキレイで大好き!冬は…美味しいものが多いですよね!刺身、お酒、大好きです!あんなに美味しいものがあるなんて!最高です。そうそう、今度は真夏の佐渡を撮りたいですね。若い男女が佐渡に行ってケンカして…なんていう物語を構想中です。「SADOTEMPEST」のほか、あと3作品ほど頭の中に浮かんでいるんですよ(笑)
ロケ現場 フォトギャラリー

フォトギャラリー01

フォトギャラリー02

フォトギャラリー03

フォトギャラリー04

フォトギャラリー05

【あらすじ】
近未来の日本政府は危険な思想のロックを禁止する。反逆のロックシンガー・ジュントクは、冬が支配する孤島にバンドメンバーごと追放されてしまう。ジュントクは刑務所に入れられるが、そこで古代の「鬼の歌」を歌う謎の若い女に出会う。

監督:ジョン・ウィリアムズ
出演:ジルバ、江口のりこ、土屋良太ほか
公式HP:http://www.100meterfilms.com/sadotempest/main.html
※新潟では2013年5月に市民映画館シネ・ウインドで公開する予定

「佐渡で、ロケしよ!」へ戻る