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新潟県ゆかりの人物紹介

【歴史】

名前 出身地 略歴
上杉謙信 上越市 戦国大名。長尾為景の子として生まれる。1548年、家督を継ぎ越後を統一。川中島の戦など武田信玄との5回に及ぶ激戦が有名。
良寛 三島郡出雲崎町 禅僧、歌人。18歳で出家し仏門に。地元の人々から「良寛さん」と呼ばれ、親しまれた。
前島 密 上越市 郵便の父。近代郵便制度の創設に力を尽くした。「郵便」「切手」といった用語や〒マークを制定しており、1円切手に肖像が描かれている。生家跡は前島記念館となっている。

【政治経済】

名前 出身地 略歴
田中角栄 刈羽郡西山町 元内閣総理大臣。19歳のとき田中土建工業株式会社を開設。1947年、29歳の若さで衆議院議員初当選、以来16回連続当選。1957年、若干39歳で初入閣。大蔵大臣、郵政大臣、通産大臣や党幹事長などを歴任。1972年、自由民主党総裁、内閣総理大臣に。就任早々、北京を訪問し日中国交を回復させた。「日本列島改造」を打ち出し国土開発を進めたが、1976年、ロッキード事件収賄容疑で逮捕。1989年政界を引退し、控訴中の身のまま1993年に死去。
「コンピュータ付きブルドーザー」とあだ名されたほど頭の回転が速く、かつ「土建」な人物で、自らが牽引役となって議員立法した建築士法で定められている1級建築士の登録第1号でもある。1953年には母校の中央工学校校長にも就任。西山町に田中角栄記念館あり。

【文学・出版】

名前 出身地 略歴
會津八一 新潟市 歌人、書家、美術史家。新潟市古町通の生まれ。新潟市名誉市民。
坂口安吾 新潟市 『桜の森の満開の下』『白痴』『堕落論』などを発表し、太宰治らとともに「無頼派」と称された作家。安吾の眠る坂口家の墓は新津市に。兄の献吉氏はBSN新潟放送の初代社長。
山岡荘八 北魚沼郡
小出町
作家。1933年『大衆倶楽部』を創刊し編集長に就く。1950年から17年間、新聞に連載した大河小説『徳川家康』は“家康ブーム”を引き起こし、NHK大河ドラマ『徳川家康』(1983年)の原作となった。他に、大河ドラマ『春の坂道』(1971年)、『独眼竜政宗』(1987年)の原作も。

【芸術家・漫画家】

名前 出身地 略歴
赤塚不二夫 新潟市 『天才バカボン』、『もーれつア太郎』などギャグマンガの巨匠。旧満州で生まれ、終戦後帰国。9歳まで奈良県大和郡山市で暮らし、その後新潟で小中学校時代を過ごした。1956年、『嵐をこえて』でデビュー。1962年『おそ松くん』(『週刊少年サンデー』)がヒットし、ギャグ漫画家としての地位を不動のものにした。新潟市の山の下中学校にも在籍していたらしく、創立記念に贈られた色紙が飾られているとのこと。
水島新司 新潟市 『ドカベン』(秋田書店・少年チャンピオンC)、『あぶさん』(小学館・ビッグC)、『野球狂の詩』(講談社・KCスペシャル)、『一球さん』(小学館・少年サンデーC)など野球漫画の第一人者。『ドカベン』に登場する明訓高校と同名の学校が新潟市に実在するため、水島氏は同校の出身だと思われがちだが、氏は高校へ進学していない。中学時代、教室から見ていた新潟明訓高校野球部に憧れ、その名を『ドカベン』の舞台に付けた。
亀倉雄策 西蒲原郡吉田町 昭和期を代表するグラフィックデザイナー。代表作に東京オリンピックポスター、札幌オリンピックポスター、EXPO'70ポスター、Hiroshima Appealsポスターなど。身近なところではNTTのシンボルマーク「ダイナミックループ」、グッドデザイン賞のGマーク、明治ミルクチョコレートのパッケージなども。新潟県立近代美術館のシンボルマークや県民会館の緞帳、1991年に塩沢町・六日町で開催された第46回国体冬季大会スキー競技会のポスターも氏の作品。吉田町名誉町民。
近藤喜文 五泉市 アニメーター。1968年、Aプロ(現・シンエイ動画)に入社し、『巨人の星』『ど根性ガエル』などの原画を担当。その後、日本アニメーションへ移籍し、『未来少年コナン』の原画を。フリーを経て、スタジオジブリに参加し、『魔女の宅急便』『おもひでぽろぽろ』『もののけ姫』などの作画監督、『耳をすませば』監督。
野島伸司 柏崎市 脚本家。1988年フジテレビヤングシナリオ大賞受賞。『101回目のプロポーズ』『ひとつ屋根の下』『家なき子』『高校教師』『人間・失格』『未成年』『聖者の行進』など。ドラマ中に新潟県を絡めることも多く、『高校教師』の最終回では青海川駅や越後川口駅などで、『ひとつ屋根の下』では糸魚川市で、また『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』の最終回では長岡市の大手通りや長岡市営スキー場などでロケ。

【スポーツ】

名前 出身地 略歴
羽黒山政司 西蒲原郡中之口村 大相撲力士。土地相撲で活躍した家系の生まれ。銭湯経営を志して上京し、叔母が経営する両国の「旭湯」で奉公。その隣にあった錦嶋部屋の立浪が体格を見染め、毎日、背中を流させながら勧誘し入門。1934年初土俵。1941年、第36代横綱昇進。12年という長期に渡り横綱を務めた。優勝7回。なかでも1952年の1月場所では37歳で全勝優勝。1953年現役引退。
ジャイアント馬場 三条市 プロレスラー、野球(巨人、大洋)選手。本名、馬場正平。1954年、高校2年で巨人に誘われ中退し、投手として入団。1960年、プロレスに転向し力道山の門下に入る。1972年、全日本プロレス創設。日本プロレス界の大黒柱的存在に。得意技は209cmの長身から繰り出す“16文キック”。馬場氏のお姉さんは、長岡の五・十の市に出店。馬場氏も少年時代、長岡まで荷物を運ぶ手伝いをしていたらしい。

【芸能人】

名前 出身地 略歴
二代目 引田天功
(プリンセス・テンコー)
新井市 イリュージョニスト。1976年、初代引田天功のもとへ入門。1977年、初代が心筋梗塞で倒れたため、急遽、代役として『空中ケーブル大脱出』を行う。1978年「朝風まり」という芸名でマジックを披露しながら曲を歌う異色のアイドルとしてデビュー。1980年、初代の死亡により二代目引田天功襲名。“プリンセス・テンコー”の名で海外でも活躍。
鷲尾いさ子 新潟市 女優。1982年、『so-en』(文化出版局)の専属モデルとして芸能活動スタート。1985年、全日空サマーキャンペーンガール。1986年、映画『野ゆき山ゆき海べゆき』(大林宣彦監督)で女優デビュー。1987年にはパリコレでモデルも務めた。他に映画『瀬戸内少年野球団・最後の楽園』、サントリー「鉄骨飲料」CMなど出演。1995年、俳優・仲村トオルさんとご結婚。
近衛十四郎 長岡市 日本映画輝かしき頃の時代劇スター。俳優・松方弘樹、目黒祐樹兄弟の父。代表作は『素浪人 月影兵庫』『素浪人 花山大吉』などの素浪人シリーズ。長岡在住当時は長岡市蔵王にお住まいだったとのこと。
佐々木剛 新発田市 俳優。『仮面ライダー』一文字隼人(仮面ライダー2号)役。
渡辺 謙 北魚沼郡小出町 俳優。1978年、俳優を志し上京、演劇集団・円に入る。1987年、NHK大河ドラマ『独眼流政宗』で主役・伊達政宗を演じる。1989年、映画『天と地と』撮影中に急性骨髄性白血病を患い降板するも、約1年後に復帰。再び、NHK大河ドラマ『炎立つ』(1993年)で主演。TBS『池袋ウエストゲートパーク』出演。NHK大河ドラマ『北条時宗』に北条時頼役で出演。
2004年には米映画「ラスト・サムライ」で日本人として37年ぶりに米アカデミー助男優賞にノミネート。
林家こん平 刈羽郡小国町 落語家。1958年、故・林家三平に入門。日テレ『笑点』出演。番組中で頻出するフレーズ、出身地“チャーザー村”の正式名は千谷沢村(現在は村ではなく刈羽郡小国町千谷沢)、「♪チャンラ~ン」はこん平師匠が寄席の出囃子にも使っている新潟民謡『佐渡おけさ』のイントロ。1979年には『コシヒカリ音頭』というレコードを発売している。
櫻井よしこ ベトナム・ハノイ ジャーナリスト。米クリスチャンサイエンスモニター紙東京支局、アジア新聞財団DEPTH NEWS東京支局長を経てフリーに。日本テレビ『今日の出来事』キャスターを16年間(1980~1996年)務める。著書『エイズ犯罪・血友病患者の悲劇』(中央公論社)は薬害エイズ問題の真相に迫る力作として第26回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。父親が軍属だった関係でベトナムで生まれ、その後、日本に引き揚げ、父親の故郷である大分県中津市、母親の故郷である長岡市へと移り住んだ。花火専門サイト「日本の花火」に長岡祭りの思い出を寄せている。
三波春夫 三島郡越路町 日本を代表する民謡歌手。代表曲に『チャンチキおけさ』『東京五輪音頭』『世界の国からこんにちは』など。2001年4月逝去。故郷・越路町の45周年イベントで2000年11月に越路町民体育館にて行った公演が、最後の公演となった。
小林幸子 新潟市 演歌歌手。『おもいで酒』『もしかして』など。1979年から連続出場している『NHK紅白歌合戦』では毎回、衣装の豪華さが話題となる。その豪華な衣装は、新潟でお肉屋さんを営んでいたお母さんが買い物客にオマケを付けていた姿から、「自分もお客さんへお母さんみたいなオマケをしたい」と始めたという。在籍していた栄小学校には、ポニーテールでブラウスにスカート姿の小学生時の小林幸子像がある。

参考資料「新潟県出身の有名人!! -オールザッツ新潟人-

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