プロペシアの効果わかりやすく!攻めのミノキシジル・守りのプロペシア

男性型脱毛症、通称AGAの治療薬として有名なのがプロペシアです。

プロペシアは、AGAを引き起こす原因物質であるDHTが生成されるのを抑制する働きがあるAGA治療薬です。

米国医療薬品メーカーのメルク社が開発したフェナステリドを主成分とするAGA治療薬で、世界60か国以上で承認されています。

プロペシアにはどのような効果が期待できるのか、薄毛に作用するメカニズムについてご紹介しましょう。

プロペシアによるAGA改善メカニズム

初めにこれを頭に入れて下さると説明がすんなり頭に入ると思います。

プロペシアは円形のピンク色をした錠剤で、1998年1月に米食品医薬品局のFDAに認可されて処方がスタート、日本では2005年10月11日に厚生労働省から認可されています。

飲む育毛剤として日本でも広まっていますが、もともとは前立腺肥大症や前立腺がんの治療のために開発された医薬品です。

プロペシアを内服していた患者の多くに薄毛改善の症状が見られたことから、AGA治療薬としての研究、開発が進められたのです。

前立腺肥大症を引き起こす原因の一つに、DHT(ジヒドロテストステロン)と言われる物質があります。

これは男性ホルモンの一種で、AGA進行の原因にもなっているのです。男性ホルモンのテストステロンが5α還元酵素といわれる変換酵素の働きによって生成されるのがDHTです。

DHTはとても強力な男性ホルモンの一種で、発毛に大きく関わっている毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体と結合して髪の成長を阻害してしまいます。

そのため、DHTは脱毛ホルモンとも呼ばれています。DHTにより髪の成長が阻害されるので、髪の成長期は短くなり十分に成長できないまま抜け落ちてしまうようになるのです。

図示するとこんな感じです。

プロペシアは、AGAを引き起こす原因物質であるDHTが生成されるのを抑制する働きがあるAGA治療薬です。

  1. 男性ホルモンのテストステロンがAGAの原因ではない
  2. DHTが生成されることでAGAが進行していく
  3. だからDHTさえ生成されなければ良い
  4. DHTが生成されないためには、5α還元酵素をなくせば良い

プロペシアはDHTそのものにアプローチするのではなくて5α還元酵素を阻害してDHTが生成されるのを抑制し、AGAが進行するのを防ぎます。これがプロペシアによってAGAが改善されるメカニズムです。

DHTによって成長期が短くなり乱れてしまったヘアサイクルも、プロペシアを続けて服用することで次第に正常になってきます。その結果、抜け毛を減少してきて強く太い髪の毛が成長するようになってくるのです。

プロペシアの効果エビデンス

プロペシアの効果は科学的にも認められており、国内で実施された臨床試験でも高い改善効果が認められています。

1mgのプロペシアを1年間服用した場合は58%、2年間では68%、さらに3年間では78%もの人がAGAは改善されたことが報告されています。

ヘアサイクルの関係もあるので、最低でも半年から1年ほど続けたくらいから効果が実感できるでしょう。

ただ、この臨床試験の対象となっているのは20歳から50歳までの男性です。20歳未満の未成年に対しての効果や安全性についての確かなデータはなく、50代以上の人にはこのデータほどの効果が期待できるのかについても不安があります。

また、AGAの根本原因に作用してくれるプロペシアですが最低でも半年以上は続けないといけなことや、服用をやめればその時点で効果がなくなるというデメリットもあります。

それまで食い止めていた症状も、プロペシアを飲まなくなった時点で症状はまた進行してしまいます。

2年3年と長期的に継続してプロペシアを服用するケースも珍しくなく、保険適用外なので経済的な負担が大きくなることもデメリットでしょう。

 プロペシアの副作用

またプロペシアには副作用のリスクもあります。

プロペシアの副作用が現れる頻度は低く症状も軽いケースがほとんどですが、まれに重篤な副作用が起こるケースもあるので注意しなければいけません。

肝機能障害や、勃起機能不全や射精障害などの生殖器障害、または身体が痒くなったり赤い発疹が出るなどの過敏症の副作用が起こるリスクがあります。

専門クリニックや薄毛外来でプロペシアを処方された場合は、肝機能に問題がないか初診の際に血液検査が行われることがほとんどです。

また、プロペシアを継続する上で問題がないか調べるために定期的に血液検査が行われます。検査がない場合でも、健康診断などの血液検査で肝機能の数値を確認出来ます。

生殖器障害の発症率は1%前後と低いですが、服用中に何か異変を感じたらすぐにかかりつけの医師の診断を受けましょう。

ミノキシジルは女性でも使用できるが・・

プロペシアと並んで高い発毛効果が認められているミノキシジルは女性でも利用できますが、プロペシアは女性にはとても危険な薬です。

女性の薄毛に効果がないだけでなく、女性が服用した場合には危険な副作用が起こる可能性があると言われています。

特に妊娠中や授乳中の女性がプロペシアを服用すれば、胎児や乳児が男児だった場合、生殖器の発育に悪影響が起こる可能性があります。

プロペシアの主成分であるフェナステリドは皮膚からも吸収されるので、女性のいる家庭で利用する場合には十分に注意が必要です。

プロペシアの効果まとめ

AGAの進行をストップさせ薄毛を改善してくれる効果が期待できるのがプロペシアです。

脱毛ホルモンと言われるDHTの生成を抑制する働きがあり、

  • 攻め(生える)のミノキシジル
  • 守り(進行を止める)のプロペシア

とも表現できると思います。プロペシアはミノキシジルと違い、女性は使用できません。

AGAの進行を止める為の効果的な薬なので、正しく使用していくことが大切です。

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